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アネレム®とは

2020年1月「全身麻酔の導入及び維持」の適応を取得しました。
さらに、2025年6月、消化器内視鏡検査及び処置を受ける日本人患者を対象とした臨床試験に基づき、「消化器内視鏡診療時の鎮静」として適応を取得しました。
 

アネレム®の拮抗薬

超短時間作用型のベンゾジアゼピン系薬剤であり、本剤の作用はベンゾジアゼピン受容体拮抗薬(フルマゼニル)によって拮抗されます。


消化器内視鏡検査時の鎮静

鎮痛薬を併用せず上部消化管及び大腸の消化器内視鏡検査を受ける日本人成人患者に対して、主要評価項目である鎮静の成功割合(検証的な解析項目)において、アネレム®群(全体の成功割合:93.5%[95%CI:85.5, 97.9])とプラセボ群(4.5%[0.1, 22.8])の間に有意な差があることが検証されました(p<0.0001、Fisherの直接確率検定)。また、副次評価項目である内視鏡検査終了から歩行できるまでの時間の中央値は、アネレム®群において上部消化管で5.0分[95%CI:0.0, 5.0]、大腸で5.0分[0.0, 6.0]でした。
(国内第Ⅱ/Ⅲ相医師主導臨床試験:検証ステップ)


消化器内視鏡処置時の鎮静

オピオイド鎮痛薬併用下で上部消化管、大腸、肝胆膵、小腸の消化器内視鏡処置を受ける日本人成人患者に対して、主要評価項目である鎮静の成功割合(検証的な解析項目)は、全体で93.5%[95% CI:84.3, 98.2]でした。閾値成功割合を80%としたときの二項検定の結果はp=0.004であり、閾値成功割合を有意に上回ることが検証されました。(国内第Ⅲ相医師主導臨床試験)


アネレム®の副作用

アネレム®の重大な副作用として、依存性、徐脈、低血圧、低酸素症、呼吸抑制、覚醒遅延、ショック、アナフィラキシーが報告されています。
また、主な副作用(発現頻度1%以上10%未満)として、頭痛、傾眠、悪心、嘔吐、悪寒、倦怠感があらわれることがあります。安全性についての詳細は、電子添文の副作用及び臨床成績の安全性の結果をご参照ください。

Kidney Heart and Blood Drop